2009年11月20日

まめFileを自在に使うための便利な設定 -インクリメンタルサーチモード編

まめFileの紹介3部作の第3回目です。第1回目 , 第2回目 も併せて読んでもらえれば嬉しいです。ほぼ作者好みの設定のままですが、ファイル操作にかかる時間が非常に短くなったことと思います。
今回は、今までのエクスプローラのような操作性になる「インクリメンタルサーチ」の on / off をキーボードショートカットできるように設定したいと思います。

インクリメンタルサーチモードとは

インクリメンタルサーチモードとは、「c:\windows\system32」のフォルダを選択したい場合を例にすると、windowsフォルダを開いた後に、次に「system32」フォルダを選択するときにSで、「s」から始まるフォルダを選択するモードです。言葉では非常に煩雑になるので図を用います。
エクスプローラだと、windowsフォルダを開いて、その状態でSを押してみます。

エクスプローラは元々インクリメンタルサーチ

すると、こんな具合に「s」から始まるフォルダへとジャンプされました。
同じことをまめFileでは、簡易設定の段階(詳しくは 第2回参照)で「作者好みの設定」にしている場合は、windowsフォルダを開いて、その状態でSを押すと、表示変更のダイアログが出て「s」から始まるフォルダへとジャンプできません。

まめFileでは表示変更ダイアログが表示される。

そこで、インクリメンタルサーチモードを on にして再度やってみましょう。方法はメニューから
【設定(S)】→【インクリメンタルサーチモード(I)】を選択するか、
ステータスバーの「通常」と書いてある部分のダブルクリックの2種類です。
インクリメンタルサーチモードの on / off はキーボードショートカットにしたほうが効率的かと思いますので説明します。その前に…

インクリメンタルサーチモードのショートカットキー登録時の注意と登録方法

インクリメンタルサーチモードのショートカットキーは、登録するときに注意が必要です。それは、数字キーや英字キーなどを単独でインクリメンタルサーチのショートカットキーを設定した場合です。そうするとインクリメンタルサーチモードからショートカットキーを使って、抜けることができなくなります。
なので Ctrl,Alt,Shiftなどと組み合わせる事がいいでしょう。ちなみに私は、CtrlIで設定しています。
ではショートカットキーを追加していきましょう。【設定(S)】→【オプション(O)】でオプションを開きます。

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「キー割り当て」のタブから、「設定」の中にインクリメンタルサーチモードが見つかると思います。そこで追加するショートカットキーを右上のテキストボックスにカーソルを置いてキー入力して 「追加(A)」をクリックすると登録完了です。


次回はナンバージャンプについて

スクリーンショットを多用したため、長くなりました。次回は本当の最終回。数字キーで 任意のフォルダへジャンプする ナンバージャンプについて登録方法をご紹介いたします。

2009年11月19日

厚生労働省から毎月勤労統計調査 地方調査が出たので見やすくしてみた

先日、厚労省で平成21年5月の毎月勤労統計調査の地方調査が発表されましたが、表が見づらかったので見やすくしてみました。

リンク先にある表は、計4つ。内訳は

  • 調査産業合計
  • 製造業

の2種類を、事業所規模を5人以上,30人以上の2つに分かれています。なんだか素っ気ない感じの表だったので、事業所規模5人以上のみをExcelで見やすく作り直してみました。

左:調査産業合計, 右:製造業 (事業所規模5人以上)

ますは調査産業合計(左図)を見てみる

常用労働者のうち、約6.3人に1人が東京で働いているそうです。すごい量です。日本有数のワースト県 我が青森は、労働時間,出勤日数が多く、所得が低いなどと 踏んだり蹴ったりであることがよく分かります。ライバルの宮崎,沖縄も、当然 同様な数値です。

意外に感じたのが、長崎の労働時間の多さ。数値だけでは理由は分かりませんが、なんらかの要因があることは見て取れます。近畿地方の労働時間が短いのも興味深いです。

地方が利用されている(低賃金で長時間勤務)状態は製造業が顕著と思われますので、右図の製造業を見てみましょう。

地方の実情がよく表されている勤労統計 製造業編(右図)

労働者数の多い場所に、愛知 大阪が目立ってきました。愛知は自動車の某メーカーなんでしょうね。

労働時間では沖縄が群を抜いて多いです。労働者数が少ないことを考慮してもひどすぎます。でも所得は低い この矛盾。青森も負けていません。所定内給与は高知や沖縄と並んでワーストです。東京と比較で16万8千円,前向きに東京は多すぎると考えても、他とは2万~3万は違うことが分かりました。

最後に長崎の労働時間を見ると、出勤日数は平均的だが 所定外労働時間が圧倒的で、残業が多いことが これだけで理解できます。

最後に

全体的には、地方から搾取し かろうじて東京が存在している。高校野球で例えるなら、「古豪 日本高校のエースで4番の東京クンが、地方クン達の送りバントや堅い守備で、なんとか地方予選に勝っている」状態かな?

残念なことに、ニュース(ローカルです。)ではエースばっかり取り上げられ、地方の献身的な守備には まったく触れず、甲子園に行っても、1回戦,2回戦は突破するが、強豪校には全く歯が立たずにコールド負け。中途半端なエースに頼っている古豪 日本高校なのではないかと思います。

最後に、ガンバレ!!日本

2009年11月8日

まめFileを使いこなそう (インストール編)

前回はファイラーソフト「まめFile」の便利な機能の紹介をしました。
今回は、まめFileの説明3回シリーズの2回目、インストールして初期設定するまでを説明していきます。

※知らないうちに 「まめFile5」から「まめFile5 SecondEdition」となっていました。でも私の環境(vista,新まめFile Ver.6.07)ではファイルのドラッグができなかったので、私は旧Ver.「まめFile5」Ver.5.55を使用しております。
スクリーンショットが、最新の「まめFile5 SecondEdition」と少し違うかもしれません。ご了承ください。

ダウンロード&解凍(インストール)

では、Vectorから各ファイル(64ビットOSは x64版 mf607_x64.zip。 それ以外は x86版 mf607.zip)をダウンロードします。(2009年10月27日現在 Ver.6.07)
今後のバージョンアップ等でファイル名は変わる場合があります。ご注意ください
ファイルを展開後、MfSetup64.msi(x64版) または、MfSetup.msi(x86版)を実行してインストーラの指示に従ってインストールしてください。インストール後はデスクトップにショートカットが作成されます。



起動から簡易設定


起動後に2度、以下のダイアログが開くのでそのままきはEnterで進んでください。

  • テキストエディタを暫定的にメモ帳にする
  • バイナリエディタを暫定的にメモ帳にする

次に下図のような簡易設定のダイアログが表示されます。

まめFile 簡易設定ダイアログ

私が失敗したのがここでの設定でした。設定の組み合わせで、どれを選べばいいのかが分からずに
「極力エクスプローラに近い設定」が無難と思って選んだら、まめFile本来のMで「移動」とか、Cでコピーなどにならず、どうすればいいのか分からない経験がありました。ちょっと補足しておきます。

設定の組み合わせは、下図のように「作者用設定」にチェックを入れてください。初めて使う人でもここにチェックを入れた方が無難です。

簡易設定のオススメ

「初期設定」や「ランチャに適当な…」は、私は違いがよく分かりませんでした。御自由に選んでください。



簡易設定を再度行う場合


簡易設定ダイアログを再び表示させたい場合は[設定(S)]メニューの[簡易設定の履歴を削除(H)]をクリックし、まめFileを終了し、起動し直すと表示されます。(常駐モードにしている方はタスクバーに残っているかもしれません。ご注意ください)

これでMで「移動」とか、Cでコピーなどができるはずです。
ショートカットキーの一覧は、[情報(H)]メニューの[キーボード割り当て情報(K)]で確認できます。ファイル操作が非常にやりやすくなると思います。是非お試してください。



次回はインクリメンタルサーチモードとナンバージャンプについて


フォルダやファイルがたくさんあった場合、例えば私だと 音楽のフォルダをアーティスト毎に分けていると、Michael Jacksonを探すためにMを押すと、移動のダイアログが表示しますので、そのままでは「Michael Jackson」を見つけるために、延々とスクロールさせないといけません。
そこで Mで移動ではなく、「M」から始まるフォルダへ移動するようにするのがインクリメンタルサーチモードなのですが、メニューから選ぶのは面倒なのでショートカットキーを設定するときに、設定のやり方によっては モードを on はできるが、off ができない場合があるのでその説明を。

ナンバージャンプは、数字キーで任意のフォルダを割り当てて よく使うフォルダを9つ登録できる機能です。

次回は、インクリメンタルサーチモードのショートカットキーを設定するときの注意点をご説明いたします